数年前、結婚と同時に一戸建を購入した時のお話です。それまではマンションを借り夫となる彼と2人で暮らしていたのですが、そこは自分たちで用意してエアコン取り付けをしなくてはなりませんでした。ほどなくして結婚が決まり、ほぼ同時に新居を構える土地も見つかりました。設計から建築開始まで進んでいく中、これまでの住まいで購入したばかりのエアコンを持ち込むか新しく購入するかで迷っていました。
新しくハウスメーカーで購入すると配管は壁の中に収められるので、建物の外観がとてもスッキリします。一方、これまで使用していたものを持ち込むと、家の引き渡しの後に別の業者に取り付けを依頼しなくてはならず、配管が外に出てしまいます。しかも、業者によっては頑丈な壁にうまく設置するための穴を開けられない事があるとか。2人で生活し始めてそれほど経っていなかった私たちは、エアコン以外にもテレビや洗濯機などまとめて家電を購入していたので分割の支払いが残っており、迷った末にこれまで使用していたものを持ち込んでエアコン取り付けを業者に依頼することにしました。
2月に無事に建物の引き渡しを終え、引越しも済ませました。壁の穴開けができることを業者に確認してホッとできました。季節は真冬です。とても寒い中、エアコン取り付け工事を今か今かと待っていました。
業者の方が来たところ、何と、持って来た配管の化粧カバーの色が壁と合わないので作業は翌日させてくれと。仕方なく了解したものの、雪が降り始めたので凍える夜になりました。風邪気味になりながら翌日には無事に設置できたのですが、あらためてエアコンのありがたさがわかった真冬の思い出になりました。
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